テーブルに香り高い木犀を飾り
最後の赤いアスターを添えよう
   僕たちはもう一度愛のことを語ろう
  かつての五月にそうしたように


     手をお出し、そっと僕に握らせておくれ
人が見ていようと構いはしない
   お前の甘美な眼差しを僕に注いでおくれ
  かつての五月にそうしたように








“万霊節”
詩:ヘルマン・フォン・ギルム
訳:西野茂雄











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